松の湯の歴史
松の湯はかつて地域の人々に愛された銭湯でした。
屋根を突き抜け、力強い生命力を感じさせる松の木が印象的な松の湯は、この地に建てられた江戸時代の当時、旅籠(旅館)だったと伝えられています。旅人が疲れを癒し、さまざまな情報を交わす場所だったのでしょう。
その後、銭湯に生まれ変わりましたが、そこでも同じように、地域の人々が日々の出来事や催しの情報を交わし、経験や知恵を受け継いでく場所となっていました。当時の銭湯は、人々が集まるコミュニティの場であり、まちの情報があふれる場所だったのです。
平成5年にその役割を終えましたが、まちのランドマークとして、保存と活用が望まれ、当時の姿そのままに、平成27年に松の湯交流館として生まれ変わりました。
当時の松の湯
銭湯当時の面影
交流館へと生まれ変わった松の湯
永い間、銭湯であった松の湯はの松の木と共に長い間人々に深く愛され、賑わい親しまれていました。
こみせ通り(平成17年重要伝統的建造物群保存地区に指定)を中心とした青森県黒石市中町地区に位置する松の湯。
銭湯としての役割を終えてからも、再生利活用を願う市民の声が多く、老朽化と保存、という難しい課題を抱えながらも再生の時を待ち、平成27年、ようやく交流館として生まれ変わったのです。
交流スペース
松の湯交流館とは
交流の場所としての意味を受け継ぎ、風の人(訪問者)と土の人(市民)が語らい、ふれあい、笑いあうなど、様々な形で交流してほしいという願いが詰まった場所です。
松の湯交流館は、地元の人には自分の場として、買い物の足休めや文化・芸術活動の発表の場、そして会合の場所として気軽に利用してもらい、来訪者にはまちなか散策の休憩・案内所として、その土地ならではの文化や人に触れることのできる場として気軽に利用していただける施設です。
イベント開催の様子